とーちよの大相撲日記

令和元年7月31日、Yahoo!ブログから移転しました。

新大関誕生、その名は「日馬富士」、初場所番付編成会議 =南西線ブログ新聞

白鵬(宮城野)と安馬(伊勢ヶ濱)による優勝決定戦まで優勝がもつれこんだ大相撲九州場所
その千秋楽から3日たち、初場所番付編成会議安馬大関昇進を決める臨時理事会が福岡国際センターで開かれた。十両昇進は新十両は琴国(佐渡ヶ嶽)。幕下10枚目で7戦全勝、幕下優勝決定戦も制し、昇進を果たした。30歳での新十両は遅咲きといえる。これから関取として立派になってもらいたい。再十両は先場所負け越して幕下に陥落した安壮富士(伊勢ヶ濱)。
もう一つの目玉、というよりこっちがメインだが、安馬大関昇進。満場一致で昇進と決まったらしい。期待の高さが伺える。5大関は19年夏場所以来。
伊勢ヶ濱親方(63代横綱旭富士)夫妻は九州場所で宿舎にしている太宰府天満宮(福岡県太宰府市)で伊勢ヶ濱親方の師匠でもある大島親方(元大関旭国)をはじめとした使者を出迎え、大関昇進伝達式を開始した。その席で安馬は前からマスコミで言われていた改名を実施、「日馬富士(はるまふじ)」という新しい四股名を発表した。
日馬富士」という四股名は「馬」は現在の四股名安馬から、「富士」は師匠の旭富士を継承、「日」は太陽ということらしい。
初土俵から慣れ親しんだ「安馬」の四股名には安治川部屋の「安」とモンゴルに多く生息している「馬」から取られた。今回「安い馬じゃ良くない」という理由もあるが、最大の理由は昨年11月30日に師匠が名跡を4代目「安治川」から9代目「伊勢ヶ濱」に変更したため部屋の名前が安治川部屋から伊勢ヶ濱部屋に変わったことだろう。19年初場所まであった旧伊勢ヶ濱部屋は「立浪・伊勢ヶ濱連合」という一門だったが部屋消滅で「立浪一門」に変わった。一門の名に入るくらいだから当然名門だ。名跡変更はそれを復活させたことになる。
安馬の改名は部屋が変わったからが理由でもあるが、事実、今年初場所後に関取経験者の3人(安馬安美錦安壮富士)以外で「安」の字がつく力士は全員改名した。関取衆も昇進等機会があれば改名となっていた。日馬富士はまさにその「機会」を大関昇進という転機で得た。
日馬富士関、是非その四股名を立派にしてもらいたい。