とーちよの大相撲日記

令和元年7月31日、Yahoo!ブログから移転しました。

第68代横綱、朝青龍が引退 = 千代魁皇ブログ新聞

大相撲の第68代横綱である、朝青龍明徳(モンゴル・ウランバートル出身、高砂部屋、29歳)が今日2月4日に引退表明をした。
朝青龍は先の初場所において25度目の優勝をした。今回の引退劇は自身の力の衰えを原因とするものではなく、横綱の地位としての威厳を保つために、一連の暴行騒動への「けじめ」としての引退である。自身の不祥事が原因で引退した横綱は昭和62(1987)年12月31日に廃業表明をした双羽黒(立浪部屋、60代目、現立浪部屋アドバイザーの北尾光司氏)以来で、記録が残る4代目横綱以降では3人目。3月場所からは白鵬が始めて番付上でも一人横綱となるが、番付編成会議が行われ、番付発表前に引退という事例の場合、番付の再編成は行わないことが多いため、春場所では史上初の「東横綱空位なのに西横綱がいる」事態が発生する可能性がある。

なお、優勝した場所の直後に引退した力士は優勝制度がほぼ確立した、明治43年以降では史上初。ただ、優勝場所が最後の出場場所となったのは戦前に栃木山(後の春日野親方、故人)というケースがある。

春場所天皇賜杯返還は師匠である高砂親方(元大関朝潮)が行うことになるが、夏場所初日に行われる優勝額贈呈や、自身の引退相撲では国技館の土俵には上がれないため、今後の動向は気になる。

朝青龍は最終的に日本国籍を取得しなかったため、史上初めて、引退時に外国籍である横綱となった。また5年以上も務めた力士会会長の職は白鵬に譲られる。

今場所は関取経験者の引退や、それに関連したイベントが多い。

1月13日---関脇の千代大海が引退、年寄佐ノ山を襲名。
1月23日---幕下の玉力道が引退、稀勢の里所有の荒磯を襲名。ほかにも大真鶴が引退。
1月30日---昨年春場所引退の元幕内皇司引退相撲を開催。年寄若藤襲名披露も兼ねる。
1月31日---昨年夏場所引退の元幕内潮丸引退相撲を開催。年寄東関襲名披露も兼ねる(実際には引退時は北の湖親方所有の小野川を襲名、後に名跡変更)。
2月02日---安治川親方相撲協会退職を明言(後に撤回)。
2月04日---横綱朝青龍が引退。相撲界に別れを告げる。