第63代横綱・旭富士正也(現・伊勢ヶ濱親方)らを輩出した、立浪一門の大島部屋が、今場所後に師匠・大島親方(元大関・旭國)の停年退職のため一時閉鎖され、弟子達は宮城野部屋(元幕内・竹葉山)へ預けられる方向で現在、調整が進められているそうです。
大島親方の養子でもある、現役力士の旭天鵬が今場所限りで現役引退して部屋を継承すると見られていたのですが、東前頭3枚目とまだまだ第一線で活躍している力士。本人にもまだ現役で取り続けたいという強い意志があるようで、一時閉鎖ということになったみたいです。
旭天鵬は、幕内通算在位60場所という、分家独立基準をクリアしているので、現役引退後は宮城野部屋から新・大島部屋を分家独立・再興することはできますが、ここで一度、旭國が一代で大きくした大島部屋の歴史は途絶えることになります。
また、旭天鵬は横綱白鵬の土俵入りにて太刀持ち・露払いも務めていますが(今場所は、関脇安美錦が太刀持ち、旭天鵬は露払いという形になるだろう)、今後は同部屋同士ということになり、旭天鵬が幕内に在位しているうちは太刀持ちを務め続け、旭天鵬と白鵬の対戦も今場所限りになるようです。
貴乃花、武蔵丸、朝青龍から旭天鵬は金星を挙げてきましたが、白鵬からの金星は無く、この4人から金星を挙げた力士は安美錦だけになってしまうのか。要注目です。
