51回目の取り組みとなった。今場所、強力な小手投げを見せている魁皇博之(37歳、友綱部屋)と、往年の突っ張りを久々に見せている千代大海龍二(33歳、九重部屋)。両者共に横綱朝青龍(高砂部屋)を倒すなど、今場所の影の立役者が勝ち越しをかけて取り組みに挑んだ。
初め、千代大海が突っかける。2度目の立ち合い。魁皇が立ち遅れた形となり、千代大海はいつもの突っ張り。だが、魁皇が途中で後ろに回り、最後は送り出し。魁皇に軍配が上がった。
魁皇は明日、これより三役で今場所好調な大関琴光喜(佐渡ヶ嶽部屋)と、千代大海は関脇鶴竜(井筒部屋)と勝ち越しをかける一番となる。もし仮に千代大海が負ければ史上最多14回目のカド番という不名誉な記録をつくってしまう。
■……魁皇博之 プロフィール……■
四股名 古賀→魁皇
本名 古賀博之
生年月日 昭和47年7月24日
所属 友綱
生涯戦歴 958勝631敗154休(128場所と14日)
幕内戦歴 790勝512敗137休(95場所と14日)
各段優勝 幕内5回、幕下1回、三段目1回
三賞 殊勲賞10回、敢闘賞5回、技能賞0回
金星 6個
最高位 第233代大関
現在の地位 東大関2
大関カド番 12回
初土俵 昭和63年三月場所
新十両 平成4年一月場所
新入幕 平成5年五月場所
新三役 平成6年五月場所
・新小結 平成6年五月場所
・新関脇 平成7年一月場所
・新大関 平成12年九月場所
■……千代大海龍二 プロフィール……■
四股名 廣嶋→千代大海
本名 須藤龍二
生年月日 昭和51年4月29日
所属 九重
生涯戦歴 766勝506敗107休(100場所と14日)
幕内戦歴 592勝380敗107休(71場所と14日)
各段優勝 幕内3回、十両2回、三段目1回、序ノ口1回
三賞 殊勲賞1回、敢闘賞1回、技能賞3回
金星 1個
最高位 第230代大関
現在の地位 東大関3
大関カド番 13回
初土俵 平成4年十一月場所
新十両 平成7年七月場所
新入幕 平成9年九月場所
新三役 平成10年五月場所
・新小結 平成10年五月場所
・新関脇 平成10年七月場所
・新大関 平成11年三月場所
